野田で、「湧き出る」のを見られる湧水が1か所ありましたが、2023年3月に現地を確認したところ水が枯れていました。その前の年、ここを涵養していた林が伐採されたことと関係あるかと思われます。貴重な湧水が失われたことは極めて残念です。
その他の湧水は主に沼池の底から水が湧く「湧水池」として残っています。
野田はかつては松林が延々と続く緑の地でしたが、現在雑木林と呼べる場所はゴルフ場にしかほぼ残っていません。更に2019年頃から市内のあちこちで残った雑木林の伐採がはじまり、特に川間地区では10か所以上の雑木林が消滅しました。柳沢地区でも大規模な伐採が行なわれました。美しい街並みに必須である緑が消えると味気ない街になってしまいます。残念ながら雑木林を守る意識と行政の動きは近隣自治体に比べかなり低いレベルであり、残った雑木林をいかに守るかは市民の監視などの活動が必要不可欠です。
野田は緑が多いとよく言われますが市民が憩える緑の多い公園等は少なく、子供たちが自然に接することのできる遊び場が必要と考え、当会と岩槻先生の連名で2021年に市に要望を出しました。
子どもたちが野田をふるさととして心に刻みつけるためには自然の多い環境がどうしても必要です。
山崎地区に子供の遊び場が確保されたとのことですが、スポーツ広場のようなもののようです。緑のある空間は子供の心の成長に大きな影響を及ぼすので、緑の遊び場にしてほしいものです。
2023年、山崎小学校の隣接地に子どもの遊び場が計画され、2024年に供用開始の予定です。我々の提案と違って樹木のエリアなどは無く、更に高齢者用のグランドゴルフ用のエリアも設けられるようです。、一歩前進ではありますが、自然を感じ触れ合えるような行政にはまだ遠いようです。
連絡先
千葉県野田市 甲斐
FAX mokino631kh@gmail.com
または hkai24874@gmail.com