間氷期と呼ばれる氷河期と氷河期の間に地球の温暖化が起こります。紀元前に起こった最後の間氷期は、海が関東地方の奥まで入り込む縄文海進を起こし、深い入江ができました。間氷期が後半に入り海が後退してできた低地を千葉エリアでは谷津と呼びます。神奈川や東京西側では「谷戸(やと)」と呼ぶことが多いのですが同じものを指しています。野田の谷津の多くは住宅、またはヤード・太陽光パネル場などに使われて消えていっています。2023年、木野崎と谷吉の二つの谷津の一部が埋められはじめています。木野崎は市の生物多様性重要観察地のひとつで、守られるべきエリアなのです。
野田市尾崎には7haの谷津があり、休耕田として50年を経過して自然に還っています。稀少生物も棲息するこの谷津を保護保全することを当会の大きな目標にしており、行政への働きかけ、地権者との話し合いなど活動を続けています。ここではかつてあった道も消えてなくなっており、観察会ごとに道を切り開いたりしています。ご覧になりたい方は当会にご連絡ください。
連絡先
千葉県野田市 甲斐
mail; mokino631kh@gmail.com
または hkai24874@gmail.com